化学のおすすめ参考書

化学は「インプット(知識・理解)」と「アウトプット(演習)」のバランスが非常に重要です。レベル別に分けて、多くの受験生に使われている信頼できる参考書をご紹介します。


📚 大学受験 化学のおすすめ参考書【レベル別】

1. ゼロから始める・基礎を固める(入門〜共通テストレベル)

化学が苦手な人や、これから本格的に学習を始める人におすすめの教材です。

分類書籍名特徴と使い方
講義系 (インプット)『宇宙一わかりやすい高校化学』シリーズ (Gakken)非常に丁寧で、図解が多く、まるで授業を受けているようにかみ砕いて説明してくれます。化学に苦手意識がある人でもとっつきやすいです。3冊(理論・無機・有機)に分かれています。
『橋爪のゼロから劇的にわかる理論化学の授業』 (旺文社)基礎的な内容を絞り込み、入試で必要な知識を要領よく身につけられる講義本です。問題へのアプローチも載っているため、理解から演習への橋渡しをしたい人におすすめです。
問題集『化学 入門問題精講』 (旺文社)厳選された基礎的な良問が集められています。問題数は少なめですが、その分解説が丁寧でわかりやすいです。基礎知識の定着に最適です。
『リードLightノート化学』 (数研出版)学校採用教材としても人気が高い問題集です。穴埋め一問一答形式で知識を確認しつつ、基礎的な計算問題まで網羅されています。基礎演習量を確保したい場合に有効です。

2. 実力養成・標準問題を網羅(共通テスト〜国公立・MARCH・関関同立レベル)

基礎知識のインプットを終え、本格的に受験対策に入りたい人におすすめの教材です。

分類書籍名特徴と使い方
講義系 (インプット)『鎌田の理論化学の講義』
『福間の無機化学の講義』
『鎌田の有機化学の講義』 (旺文社)
「講義系参考書の王道」です。教科書の内容をベースにしつつ、入試に必要な知識や解法を体系的に整理し、分かりやすく解説しています。別冊問題も付いており、知識をすぐに確認できます。
問題集 (標準)『化学 基礎問題精講』 (旺文社)標準的な入試問題の核となる部分を効率よく学習できます。解説の冒頭にある**「精講」**をしっかり読み込むことで、その問題の解き方や考え方を深く理解できます。
『実戦 化学重要問題集』 (数研出版)通称**「重問」**。多くの受験生が使用する、標準から応用レベルの問題を網羅した問題集です。この一冊を完璧にすれば、ほとんどの大学の入試問題に対応できる実力がつきます。志望校のレベルに合わせて問題を選んで取り組んでください。

3. 辞書・発展的な学習(難関大レベル)

難関大学を目指す人や、疑問を徹底的に解消したい人におすすめの教材です。

分類書籍名特徴と使い方
辞書・網羅系『化学の新研究』 (三省堂)「高校化学のバイブル」と言われる辞書的な参考書です。教科書以上の深い知識や原理まで網羅されており、なぜそうなるのかという疑問を解決するのに最適です。全てを読み込む必要はなく、辞書代わりとして使うのが一般的です。
問題集 (応用)『化学の新演習』 (三省堂)『重要問題集』を終えた後のさらなる応用力をつけたい難関大志望者向けです。非常に質の高い、難度の高い問題が揃っています。
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