物理のおすすめ参考書

物理は、現象の理解問題演習の反復が特に重要なので、教材は「これだ」と決めたものを徹底的に使い込むことをおすすめします。


📚 大学受験 物理のおすすめ参考書・問題集【レベル別】

1. 基礎理解・導入レベル(ゼロスタート〜共通テスト対策)

物理に苦手意識がある人や、初めて学習する人におすすめです。

分類書籍名特徴と使い方
講義系 (インプット)『宇宙一わかりやすい高校物理』シリーズ (Gakken)図解が非常に多く、専門用語をかみ砕いて説明してくれるため、物理現象のイメージが掴みやすいです。苦手意識を克服したい人に最適です。
『橋元の物理をはじめからていねいに』 (東進ブックス)語り口調で授業を受けているように進められる講義本。これも非常に分かりやすく、基礎の土台をしっかり築くことができます。
問題集 (基礎演習)『物理 基礎問題精講』 (旺文社)**「精講」**という解法のポイントが示されており、問題の解き方を学ぶのに優れています。厳選された問題で基礎的な解法を効率よくマスターできます。
『リードLightノート物理』 (数研出版)学校の副教材として採用されることも多い教材です。知識の確認から基礎的な計算問題まで網羅しており、網羅的な基礎演習をしたい場合に有効です。

2. 標準演習・実力養成レベル(MARCH・地方国公立・共通テスト高得点)

基礎知識を習得し、入試の標準問題に対応する力をつけたい人におすすめです。

分類書籍名特徴と使い方
講義系/問題集『物理のエッセンス』 (河合塾シリーズ)受験物理の王道かつ定番。簡潔な解説で公式や法則の本質を理解させ、そのまま基礎的な例題を解く形式です。物理現象のイメージをしっかり掴むために必須と言われます。
問題集 (標準)『良問の風 物理 頻出・標準入試問題集』 (河合塾シリーズ)『物理のエッセンス』の次に取り組むべき問題集として非常に人気です。標準的で質の高い入試頻出問題が集められており、この一冊を完璧にすれば、多くの大学の標準レベルは突破できます。
『実戦 物理重要問題集』 (数研出版)通称**「重問」**。網羅性が高く、標準から応用まで幅広いレベルの問題が収録されています。A問題(標準)を完璧に解けるようにすることで、高い実力が身につきます。解説がシンプルなので、基礎力がある状態で使うのが望ましいです。

3. 応用・難関大レベル(早慶・旧帝大・医学部)

標準問題の解法を習得し、難解な入試問題に対応する応用力をつけたい人向けです。

分類書籍名特徴と使い方
問題集 (応用)『名問の森 物理』 (河合塾シリーズ)『良問の風』の次のステップとして最適です。難易度が上がり、複数の分野にまたがる複合問題や、より深い思考を要する問題が中心となります。
『物理 標準問題精講』 (旺文社)厳選された難度の高い問題と、それに対する詳細な解説が魅力です。問題に対する着眼点や思考過程を学ぶのに役立ちます。
問題集 (最難関)『難問題の系統とその解き方 物理』 (ニュートンプレス)東大・京大などの最難関大学のハイレベルな問題に挑戦するための問題集です。

活用のアドバイス

  • 物理のエッセンスと良問の風/名問の森のセットは、物理の標準的な学習ルートとして多くの受験生に支持されています。
  • 物理は図を書いて考える癖をつけることが何よりも重要です。参考書の図解を参考に、自分でも作図しながら学習を進めてください。
  • 問題集は1冊に絞り、最低3回は反復演習しましょう。
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